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立平葺きとは?メリットやデメリットについて

立平葺き

神奈川県を中心に屋根修理・屋根リフォームを手がけている株式会社三建材です。今回は「立平葺き」の特徴、メリットとデメリットについて紹介していきたいと思います。

 

 

立平葺きとは

立平葺きの屋根

「立平葺き」とは、1枚の板を縦に葺いて作った屋根のことを言います。均等な大きさの屋根材を貼った屋根と言うよりは、1枚の板金をぴしっと隙間なく貼ったような仕上がりの屋根です。ちなみに屋根材の形状はひとつひとつの幅が細く、長尺になります。

立平葺きの特徴の一つが、その軽さです。一般的に金属屋根の重さは他に比べて軽めですが、立平葺きに使用されるガルバリウム鋼板はその中でも頭一つ抜けた軽さを誇ります。そのため、立平葺きは地震時にも住宅に受領負担がかかりにくく、揺れの影響を受けにくいため、倒壊するリスクを下げることが可能なのです。

また、立平葺きは板金を垂直にして葺いているため排水がスムーズで、勾配が緩くても使用することが可能な屋根材になっています。

 

 

立平葺きのメリット

立平葺きのメリットとは一体何なのでしょうか?

 

メリット1:かまぼこ屋根にも対応

先ほど述べたように、立平葺きは屋根材ひとつひとつの幅が細く、長い作りになります。そのため、曲面にも葺けるという自由性が生まれ、かまぼこ型の屋根にも対応可能になっています。

 

メリット2:軽量かつ耐用年数が長い

立平葺きを語る上で避けられないのがガルバリウム鋼板の効果です。先ほど述べたように、この鋼板は他の物に比べてはるかに軽いという特徴を持っており、立平葺きのセールスポイントである“軽さ”を成り立たせる立役者となっています。しかし、ガルバリウム鋼板のすごさはこれだけではなりません。この鋼板は犠牲防食作用という、錆の広がりを防ぐ作用を持っているのです!金属屋根の弱点は主に錆の発生ですが、立平葺きはこの犠牲防食作用のおかげで、(環境やメンテナンスにもよりますが)約20年以上の耐用年数を期待することが出来ます。

 

メリット3:費用が比較的安い

ガルバリウム鋼板は錆びにくく、耐用年数も長いだけでなく、価格が安めに設定されております。また、単に長尺の屋根材を配置し固定していくと言う作業上、屋根材の加工費が安価になります。さらに、(メリット5で詳しく説明しますが)立平葺きでは工期が非常に短くなるため、その分かかる人件費や工事費も少なくなるため、比較的安価に工事を行うことが出来ます。

 

メリット4:カバー工法ができる

カバー工法とは、古い屋根の上に新しく、軽い屋根をかぶせて施工するという工事方法です。立平葺きでしたら、古い屋根がコロニアル屋根(スレート)であった場合、カバー工法を行うことが出来ます。

 

メリット5:工期が短い

メリット3でも説明しましたが、立平葺きの工程は長尺の屋根材を配置し固定していくというとてもシンプルなものです。つまり、他の工事に比べて作業が単純な分、工期が短くなります。

 

 

立平葺きのデメリット

これまで、立平葺きのメリットについて紹介してきましたが、逆に立平葺きにはどのようなデメリットがあるのでしょうか?

 

デメリット1:断熱性に劣る

先ほど紹介しましたように、立平葺きはガルバリウム鋼板という金属板を利用して作られます。その構造上、(これは金属屋根共通の弱点ですが)立平葺きはどうしても太陽の光を多く吸収してしまいます。そのため、家全体の断熱性が劣りやすく、室温の調節が思うようにいかなくなってしまう恐れがあります。ただし、遮熱塗料やシートなど、遮熱性を高めるアイテムを利用することでカバーすることは可能です。

 

デメリット2:雨音が大きく感じる

立平葺きは他の屋根に比べ、雨音を大きく感じやすいと言う弱点があります。この原因の一つは、立平葺きのメリットのひとつである屋根材の薄さからきています。立平葺きに使われるガルバリウム鋼板は軽い分非常に薄く出来ており、雨音が非常に響きやすくなっているのです。さらに、立平葺きにはあらかじめ断熱材がついておりません。断熱材は音を低減させる効果があります。それがついていない分、立平葺きの屋根に雨粒が当ったときの音は、より大きくなってしまうというわけなのです。ただし、これも断熱材や遮音シートを使うことで、カバーをすることが可能です。

 

 

こんな人におすすめ!

これまでのところで、立平葺きの特徴、メリット、デメリットについてお話ししてきましたが、結局の所、立平葺きはどのような人におすすめなのでしょうか?

 

タイプ1:とにかくコスパ第一!な人

立平葺きはメリットが多い上に、比較的安いお金で施工することが出来ます。もちろん、断熱性が弱いことや、雨音が聞こえやすいという難点はありますが、立平葺きはそれに報いるほどの魅力を充分持っているのではないでしょうか。多少のデメリットがあっても、コストパフォーマンスに大きく見合っていると思った方は、是非、立平葺きを利用してみてはいかがでしょうか?

 

タイプ2:屋根の形が特殊な家に住んでいる人

曲面にも葺くことが可能な立平葺きは、かまぼこ屋根のような、普通の屋根とはちょっと違った形状の屋根を葺くときにも対応できます。かまぼこ屋根の他にも、世の中には特殊な形状をした屋根がたくさんありますが、立平葺きには、その特殊さに対応出来るという強みがあります。こうした、特殊な屋根の形の家にお住まいで、修理方法に悩んでいる方には立平葺きは特におすすめです。

 

タイプ3:積雪の多い地域で生活する人

積雪の多い地域で気にしなければいけないことの一つが、雪による浸水です。一度屋根が雪の水分を含んでしまうと、それは水漏りの原因になってしまいますし、雪の重さに耐えきれず、屋根が倒壊してしまう恐れもあります。ここで、立平葺きのメリットを思い出してみましょう。立平葺きに使われるガルバリウム鋼板は金属製で錆にくいという特徴があります。金属の屋根は気密性が高くなっているため、屋根の中に水を浸透させにくく、おまけに簡単にさびないようになっています。さらに、立平葺きの屋根はとても軽く出来ているため、雪の重みで倒壊する心配もなしです。雪の多い地域でも、家では安全かつ、快適に過ごしたいと思った方は、立平葺きをご利用になってはいかがでしょうか。

 

 

施工事例

実際に立平葺きを行った様子をご紹介します。

 

屋根を剥がした状態

 

下地を敷いている状態

 

葺き替え後の屋根

 

 

 

屋根や外壁のトラブルは三建材にお任せください

屋根は日常的に雨風や直射日光にさらされているので、不具合やトラブルが起きやすい場所でもあります。立平葺きは施工面だけではなくコスト面でも注目されていますが、どのような屋根材であっても長く安全に使用するためには定期的なメンテナンスが不可欠です。

三建材では、無料相談の段階から、屋根に実際に上がって写真を撮ることができるため、屋根がどのような状態なのかお客様に確かめていただくことができます。

屋根のことで気になることや心配なことがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

 

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