屋根のメンテナンスをしないとどうなるの?
神奈川県を中心に屋根修理・屋根リフォームを手がけている株式会社三建材です。
日常で住宅の屋根の様子を気にされる方というのは、あまりいないのではないでしょうか。しかし雨風と日光にさらされている屋根は、年数を経るごとに確実に劣化していきます。前回のメンテナンスからの日数を目安にして、定期的に屋根のメンテナンスを行うことを弊社ではオススメしています。では、屋根のメンテナンスをしないと一体どうなってしまのでしょうか?それを今回解説したいと思います。
屋根のメンテナンス時期や目安は?
屋根のメンテナンス時期や交換時期は、屋根材によって異なります。
メンテナンス時期
- ・スレート屋根・・・7年から10年前後
- ・アスファルトシングル・・・10年から20年前後で
- ・ガルバリウム・・・15年から20年前後
- ・セメント瓦・・・10年から15年前後
- ・日本瓦・・・20年から30年前後
2006年以降に建てられたスレート屋根の住宅は、アスベストを含んでいるスレート屋根のケースがあります。アスベストを含有したスレートは耐久性が20年前後となっていますが、撤去の際には周囲に飛散しないよう十分な配慮が必要になるため、有資格者のいる業者に相談してください。
また、屋根の内部にある防水シートも20年から30年前後で交換をする必要がありますので注意しましょう。
次に、屋根材別に劣化症状(目安となる症状)について見ていきましょう。
スレート屋根
- ・雨漏りや屋根のたわみ
- ・スレートが抜け落ちてしまっている
- ・スレートが割れたり、ズレが生じている
- ・板金部にサビが生じている
- ・色褪せやコケなどが発生している
などの症状がスレート屋根で見受けられる場合は、メンテナンスが必要でしょう。
アスファルトシングル
- ・雨漏りや屋根の歪み
- ・素材がめくれてしまっている
- ・穴が空いている
- ・サビが生じている
などの症状がアスファルトシングルの屋根で見受けられる場合はメンテナンスが必要でしょう。
金属系の屋根
- ・雨漏りや屋根のたわみ・歪み
- ・素材がめくれてしまっている
- ・穴が空いている
- ・サビが生じている
などの症状が金属系の屋根で見受けられる場合はメンテナンスが必要でしょう。
瓦屋根
- ・雨漏りや屋根のたわみ
- ・瓦が抜け落ちてしまっている
- ・漆喰の部分が剥がれている
- ・瓦がズレたり割れてしまっている
- ・コケや藻が発生している
などの症状が瓦屋根で見受けられる場合はメンテナンスが必要でしょう。
瓦屋根の場合はコケや藻などに対して塗装でのメンテナンスはできません。
全ての屋根材に言えることですが、雨漏りや屋根のたわみ・歪みが生じている場合はメンテナンスというよりも、早急な対応が必要になります。多くは下地の取り替えが必要になることが多いので葺き替え工事になる場合が多いです。
メンテナンスをせずに放置しておくと起こること
一番は雨漏りのリスク
屋根の定期的メンテナンスをしないことの一番のリスクは、やはり雨漏りでしょう。雨漏りをしてしまえば、家財が濡れてしまうだけでなく、天井や梁が水気を吸ってしまい損耗してしまいます。
雨漏りするかどうかは、外観だけではわかりません。なぜなら雨漏りの原因は、瓦だけではなく、瓦の下にある防水シートの状態も原因だからです。通常、瓦の下には雨水が染みこまないようにするためのシートが敷かれています。しかし紫外線などの影響を受けるうちに、このシートは劣化していきます。めくれあがったり、ついには破れたりしてしまうこともあるのです。
危険!瓦が落ちてくるかも
これも外観ではなかなかわからないのですが、私たちのような屋根修理業者が屋根に上がってみると、瓦がずれてしまっていることがあります。もちろん瓦は、本来なら釘などで固定されているのですが、この固定も自然環境にさらされるなかで劣化してしまい、外れてしまうことが普通なのです。
瓦が落ちてくると、住人のかたももちろん危険なのですが、悪くすれば通行人に当たる可能性すらもあります。自分だけの問題ではないのです。
想定外の出費になってしまうことも
本来ならメンテナンスが必要な屋根を放置していると、瓦だけでなく、瓦の下地までも破損してしまうことがあります。下地も含めた屋根修理までに発展してしまうと、百万円単位での出費が必要になってしまいます。屋根の定期的なメンテナンスなら0の数がひとつ少なくなると思ってください。屋根の定期的メンテナンスにもお金がかかりますが、長い目でみればきちんとメンテナンスをしたほうが、はるかにお得なのだと断言できます。
屋根材や症状に合わせてメンテナンス方法を選びましょう
屋根の修理やメンテナンスといっても、塗り替え、カバー工法、葺き替えなどありますが、どれもケースバイケースなため、一概にはこの屋根材がおすすめ!この工法がおすすめ!とは言い切ることは難しいです。
一番おすすめなのは、葺き替えをしてしまうことです。ただし、費用がどうしても一番高くついてしまうという難点もあります。
また、屋根材がまだまだ長く持つなら塗り替えが一番安くて早いです。カバー工法も早いのですが、塗り替えに比べると費用は高くなる。
もし「本当に業者が出してきた内容でお願いしていいのか?」と不安な方には、相見積もりをおすすめします。どの業者にお願いしても同じ工法を進められるのか、同じ屋根材を進められるのか、そして、違った場合はなぜその内容なのかしっかりと答えてくれるかなど。
どこにお願いするかもしっかり検討してから、屋根のメンテナンスを行いましょう。
依頼する前に確認すること、注意点
ご自身で屋根に上がるのはお止めください
今回は屋根のメンテナンスの必要性をお伝えしました。皆様のなかには、ご自宅の屋根の状態が不安になって、自分で見てみようと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、ご自身で屋根に上がるのは絶対にお止めください。屋根の上での身動きは思った以上に慣れが必要です。私たちのような屋根修理業者でも、かなり気を張って作業をしています。もし屋根の状態が気になるという方はお気軽にお問い合わせください。私たちが皆様の代わりに屋根に上がって調査いたします。
まとめ
屋根の修理やメンテナンスは屋根材や、状況に合わせて対応するようにしましょう。他にも費用の面や業者によっても異なる点があるので、三建材では相見積もりを取ることもおすすめしています。
三建材では、無料相談の段階から、屋根に実際に上がって写真を撮ることできるため、屋根がどんな状態なのか見ていただいくことができます。
まずはお気軽にご相談ください。依頼するにあたり不安な点や疑問などがあれば、解決できるよう対応いたします。
問い合わせフォーム、LINE、電話などでお問い合わせください。
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