屋根の補修を業者に依頼する前に、ご自身でも状況を把握しておきましょう!
神奈川県横浜市で屋根修理・屋根塗装を手がけている三建材です。
「おたくの屋根や外壁に修理が必要ですよ」などと指摘された方はすぐに工事の依頼をするのではなく、実際にどんなところが損傷しているのか、交換が必要なのかある程度自分で把握しておくことが必要になります。
例えば弊社にご相談のお電話をいただいた際も、「屋根が飛んでいる」というお話をいただいても屋根のどのパーツが飛んだのかなどを把握していないお客様が多いです。このような感じで交換の依頼をいただくと必要のない部分まで修理されて余分にコストがかかってしまいます。
「屋根のどの部分が飛んでいるのか」「どのパーツに原因があるのか」これらはお客様にも最低限把握しておいていただきたいです。プロに任せてはいるけど何が悪いかが全く分からなくて頼んだということはないようにしていただきたいです。どこが悪かったか分かれば、もし次にまた不具合があった時にすぐに対応がしやすくなります。
三建材では現地調査時に写真や動画で屋根や壁の損傷部分の状態をお見せするようにしています。私たちの現地調査は医者でいう往診といったところだと思っております。必要なところに必要な措置を講じる。これがお客様と信頼関係を築いて何十年にもお付き合いしていく秘訣だと考えております。
さて、ご自身で屋根の状況を把握していただくためにお客様ご自身が目で見てわかる劣化がございます。
確認できる劣化
・苔
これが一番わかりやすい劣化ではないでしょうか。苔があるとそこに水が溜まって時間を重ねるとともに屋根の内部まで少しずつ浸水していきます。雨漏れにもつながるので苔があるまま放置しておくと葺き替え工事をする必要が出てきてしまいます。
・屋根の棟が曲がっている
屋根の棟がガクッと曲がっていると防水シートが切れている可能性があり、水が入り込みやすくなります。和瓦のご自宅だとよく起きやすいです。また、増築した箇所の棟もズレやすいです。
・屋根に白い点々がある
スレート瓦の種類にニチハのパミールという瓦があります。それは劣化すると白い点々が出てきます。スレートがミルフィーユのように層ができてぺりぺりとめくれてくるのです。塗膜が剥がれて点々が出てきたら早めの対処が必要です。
・軒天にシミが出ている
屋根が飛んでいるかどうかの判断基準に軒天が染み込んでいるかどうかが挙げられます。屋根が飛んだり瓦がずれたりすると屋根の下に水が入り込んで家に漏れるか、軒天にシミとして現れます。
これらの点はお客様自身でもチェックできます。屋根修理の指摘を受けた際はこれらの点もチェックして必ずご自身で理解されてから依頼するようにしてください。また、面倒ですが他社でも現地調査を依頼することをお勧めいたします。